前回、ルーチンの決まった生活をスケジュール化してスマートホームで自動化する提案がありました。
今回は、そんな
「決まりきった生活だけじゃなく人は自由に動きたいし、行動するよ」
という時のスマートホーム設定です。
「センサー化」です。
日常生活は住宅を移動しながらものを動かしたり、扉を開けたり、閉めたり、動いたり、止まったり、そんな日常動作の繰返しです。
ある行動を元に自分の行動のきっかけとなることが多いですが、体が不自由ですと、行動が億劫です。
「扉が開いた時」には、「こうしたい」
「人が来た時」には、「こんな準備があるといい」
「明るく」なったら「変化してほしい」
「暗く」なったら「素早く実行してほしい」
「使用中」の時は「別の方法を実行」
「使用してない」ときには、「先に使用たい」
こんな希望を、スマートホームのセンサーを使い、障害負担を減らし、自分の行動につなげたいです。
例えば、
トイレや浴室の利用を事前に知って、重複使用を防げる。
トイレ使用の時、ライトが赤色。
トイレが空いた時、ライトが緑色。
部屋の利用を随時知ることで、照明を省エネ利用できる。
ドアが開いたら、照明を点ける。
ドアを閉めたら、照明を消す。
室温の変動を監視して適切な温度管理をする。
室温が上がったら、冷房を入れる、暖房を切る。
室温が下がったら、冷房を切る、暖房を入れる。
室外の天候によって採光に変化を点ける。
外が暗くなったら、カーテンを閉める。
外明るくなったら、カーテンを開ける。
人の動きの変化で家電をコントロール。
人が動いているときは、換気扇(空気清浄機)静寂モード。
人がいなくなったら、換気扇(空気清浄機)を換気モード。
皆さんのご家庭でも、もっといろいろ考えられますよね。
体が不自由ですと、ああしたいと思っていても実行できずにストレスです。
でもセンサーを利用することで自分のやりたいことを、先回りしてスマートホームが実行してくれます。
体が動かないために環境の変化への対応をあきらめているときに、対応をセンサー化することで実行可能です。
センサー化により、スマートホームをもっと利用できないかを検討してみましょう。