脳出血の後遺症で半身麻痺の体でも、日常生活を自分らしく送るために使えるスマートホームの機能があります。
第1弾の「ルーチン化」
第2弾の「センサー化」
もう一つは、「見える化」です。
「見える化」というと監視カメラを使って人の動きを監視するものというイメージがありますが、
スマートホームの「見える化」はそうではありません。
では、何を「見える化」するのかと言うと、環境の変化の情報です。
体が不自由で動きが取れない自分にとって周りの環境が如何なっているのか、
変化してるのか、固定なのか、を
知ることは重要です。体が動けば、人の気配があれば見に行けるし、天気を知りたければ、窓を開けます。
私はそれが出来ません。
「見える化」は、カメラの画像だけではありません。
センサーの反応を「音」や「光」で判断するだけでなく、
トイレや、脱衣所の混雑状況をライトの色と音楽で表現したり、
人の訪問や荷物や郵便物の配達を通知で知ったり、
赤ちゃんの寝起きを音楽の音で事前に知ることが出来たり、
換気の必要なタイミングを音楽とライトの光で早々に検知出来たり、
室外の天候をライトの光の変化で確認したり出来ます。
つまり、実際に動けない自分が「あれは、どうなっているんだろう」という情報をスマートホームのデバイスの反応で、見に行ったかのように知ることが出来ます。
「見える化」で動けない自分でも「動こうとする意欲」が湧きます。
スマートホームの機能を受動的に受けるだけでなく、能動的に自分の行動に変えて行くことが出来ます。